ヴァン・ベリエ
ヴァン・ベリエは大河ロワールがつくり出した大自然と素晴らしい風景に出会えるロワール地方にあります。現在のオーナーであるパスカル・ベリエ氏は本場ブルゴーニュ・ボーヌで醸造学を学び、フランス各地で修行したのち、祖父の代から続くワイナリーを継いでいます。
このワイナリーの醸造所・ブドウ畑はブロワ城からシャンボール城へ向かう途中のロワール河の正面の丘陵にあり、長閑なフランス田園風景が望め、AOCシュヴェルニーやAOCクール・シュヴェルニーなどを生産しています。
シャンボール城からロワール河の下流へ向かうロワール古城巡りの途中にございますので、ぜひお立寄りください。
カーヴ見学・試飲料金 6.50ユーロ/人(要予約:事前にご連絡下さい。)
ロワールは栽培面積ではフランス第3位、白ワインの生産量はフランス1位を誇ります。ロワールワインは、ブドウ畑がロワール河という大河に沿って広がり沢山のアペラシォン(生産地)が存在するため分かりにくい印象がある一方、バラエティーに富んだワインの宝庫でもあります。 ロワールワインの歴史は中世にまでさかのぼります。修道院の周りで植えられ始まったブドウ栽培は、16世紀にはフランス王達からの注目を浴び盛んになります。1577年、パリ高等法院がパリ市民に首都から88キロ圏内でのワインの購買を禁止する法律を公布したため、オルレアン周辺にもブドウが植えられ徐々に下流の町ブロワやトゥールへと広がっていきました。 ヴァン・ベリエがあるブロワ周辺の11市町村で栽培されているAOCクール・シュヴェルニーというアペラシォンのブドウ品種は、ロモランタンいう品種ですが、これは有名なレオナルド・ダ・ヴィンチと交友を深めていたルネサンス時代のフランス王フランソワ1世が1514年にブルゴーニュから持ち運んだブドウ品種で、ロモランタン城付近に栽培したことからこう呼ばれるようになりました。この品種はこの地区しか造れない希少なワインとして愛好家に好まれています。
デイリーに楽しめる美味しく、シンプルなワイン造りを目指しているパスカル氏。 彼の自慢はシュヴェルニーの白。世界一美味しいソーヴィニヨン・ブランを造り出せるテロワール(生育環境)はロワールだけ、と断言します。 確かに彼のワインは飲めば飲むほど、さらにまた一杯飲みたくなる飲みやすくフルーティーな美味しいワインです。数品種ブレンドできるAOCシュヴェルニーは他では味わうことができません。 おいしいだけでなく、自然農法テラヴィティス認定ワイナリーでもあり、環境にも人にも優しく安心してお召し上がり頂けるワインです。世界中のワインコンクールやワインガイドでも賞を集め、品質には間違いがありません。
掲載内容についての詳細は、欧州ヤマト運輸パリ支店までお問い合わせ下さい。 ypepar@yamatoeurope.com(日本語可)